Rubykaigi2024 参加レポート

こんにちは、Coincheckの牟田です。

5/15からの3日間、Rubykaigi2024で沖縄に来ています。
この記事ではDay1レポートに続いてレポートしたいと思います!

 

会場の雰囲気

現地ではこんな感じで非常に賑わっています!

会場・ブース

 

あじとやのカレー弁当

ajitoya.net

おやつ
オフィシャルパーティー

海沿いでのバーベキューでした。
自分で焼いていくスタイルで他のRubyistと一緒に焼きながら色々とお話しました。

 

 

セッションについて

開幕冒頭のペンさんのセッションに始まり(Day1レポートをご覧ください)、 Ractorやパーサー、NameSpace、Falconなど興味深くも面白いセッションが盛りだくさんでした。

その中でも個人的に気になっていたYJITのセッションを聴いてきたので軽く触れてみたいと思います。

 

RubyにはRubyとC言語で書かれたコードがあり、C言語はRubyでいじれないところもいじれるし、速いのでパフォーマンスが必要な部分がC言語で書かれています。
ただYJITによってRubyが速くなったことにより、C拡張があるとJITコンパイラの恩恵を得られなくて困るケースが出てくるようになりました。

例えば、C言語だとメモリとか具体に指定する必要がありますが、Rubyだと結果だけあればOKなので最適化の余地が大きく、速くできます。
こういうケース↓

github.com

 

また、protobufのRuby実装であるprotoboeufというものを実装中とのことです。
まだ実験段階だそうですが、デコードに関してはprotobufよりも速いそうです(エンコードでは遅い)
※ちなみにYJITなしでデコードに関してはprotobufよりも速いとのこと。

github.com

 

さらにRuby3.4にてパフォーマンスの向上を既に確認しており、下記のことが期待されるとのことです。
・全面的なパフォーマンス向上
・同等のメモリ使用量
・バイナリI/O最適化のサポート

 

 

Ruby3.4がますます楽しみになりましたね!



最後に

残り1日少しとなりましたが、最後までRubykaigi2024を楽しんでいこうと思います!
現地で参加されている方はぜひお話しましょうー

 


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Rubykaigiリキャップイベントも6月4日に開催予定ですので、チェックしてみてください!

coincheck.connpass.com