CREグループのオンボーディングでやったこと

はじめに

CREグループの衛藤です。今回で3回目の投稿となります。今年の9月からプロダクト開発運用部の部長になりました。最近スプラトゥーン3を買ったのですがまだプレイ出来てなくて、子供がやっているのを見守っています。

昨年末くらいから力を入れてカジュアル面談を行ったり採用面接を行っていたのですが、今年の4月くらいからありがたいことに内定を承諾して頂けることとなりました。結果としてCREグループで3名、グロースハックグループで1名内定承諾頂きまして、7月1日の入社となりました。

内定承諾についてはとても喜ばしいことなのですが、グループとして複数メンバーを同時に受け入れたことがなかったので、頑張って資料を作ったみたいな話が今回の内容となります。

まず始めたこと

2018年に私が入社した時から使っていた資料があるのですが、微妙にメンテされていないために運用方法が変わってたりするのと、フォーマットがメンテナンスしにくかったりするのではじめから作ったほうが早いなと思いどのような流れが理解しやすいかを考えて作成してみました。自分が新しい会社に入社した場合どういう情報があると嬉しいかを考えた内容となっていると思います。

コインチェックでは、オンボーディングは「受け入れチームにしてもらうもの」ではなく「自らが行うもの」=“セルフオンボーディング”と定義しています。
この方針を軸に、過去の入社時対応の情報を集約させ、オンボーディング資料を作成しました。

新しいページを作る際に次のような構成になっています。

  • 入社前対応
    • メールエイリアス
    • 定例の予定に追加
    • JIRA
    • Slackのエイリアスとかチャンネル追加とか
  • 入社当日と翌日の対応
    • ウェルカムランチ
    • 開発環境セットアップ
    • Slackのチャンネル説明
  • 開発関連
    • 開発環境の構築
    • CREの開発業務
  • 定型業務
    • 定例とか経費精算とか福利厚生とか
    • 評価設定の話とか

細かいページもいくつか作っていき何回か読み直して違和感がないか確認しつつ、入社日を迎えることになります。

入社前に行ったこと

メンバー入社前に纏めていたページに沿って自分の方で下記の対応を実施しました。

  • メールエイリアスの追加
    • CRE
    • プロダクト開発運用部
  • Googleカレンダーの予定追加
    • グループ定例
    • プロジェクト定例
    • 1on1
  • JIRA
    • プロジェクトに追加
    • チケット選定
  • Slack
    • 主要なチャンネル追加
    • エイリアス追加

たいした作業ではないのですが、これを入社当日にやると地味に混乱するので前日までに対応は一旦完了。

あとは入社日を待つばかりです。

入社してから行ったこと

入社日は私も出社していますが、入社初日は入社研修でほぼ終わりとなります。

7月入社は受け入れをするエンジニア4名を含め全部で16名だったのには驚きました。

お昼になると各所属部署でウェルカムランチというものがあり、みんなで会社近くにあるお店でご飯を食べました。同じ店に他の部門の方々もウェルカムランチに来ているようで社食みたいな感じになってたのは印象的でした。ウェルカムランチが終わったらまた研修に戻ります。

夕方に初日の入社研修が終わった後に4名の受け入れが始まります。

ちなみに、どのような入社研修があるのか簡単に纏めます。

  • 初日
    • PCセットアップ
    • 総務からの説明
      • オフィスの使い方
      • 業務上のルール説明
      • 福利厚生紹介
      • オフィスツアー
    • ウェルカムランチ
    • 労務からの説明
    • コンプライアンス研修
    • リスク管理研修
  • 2日目
    • 人事からの説明
    • 各部室からの説明
    • 同期ランチ

入社研修については人事辺りから改めてブログ投稿してもらえると期待しています。

 

初日の研修が終わると配属先に場所を移動するのですが、CREでは通常はリモートワークになるため会社に席はありません。フリーアドレス席があるので4席確保して受け入れを実施しました。

入社された方はいち早く貢献したい欲求があり開発環境を整えたくてウズウズしているはずなので早速纏めた手順通りに開発環境のセットアップを行います。支給されているPCはMacBook Pro(Apple M1 Max)となります。

  • GitHubアカウント設定
  • ソフトウェアインストールの注意点を説明
  • 開発環境構築
    • Dockerインストール
    • gitの各リポジトリを取得
    • 環境構築
  • 自宅作業向けの社内申請
  • 開発ツールのアカウント設定
    • Bugsnag
    • Circle CI
    • NewRelic
    • DataDog

詳細の説明は割愛していますが、だいたい半日くらい掛けて環境を整えていきます。

初日はほとんど時間が無いので2日目には完了できるスケジュールとなります。環境構築手順を基にセットアップし、構築中にどこかでハマって質問がくるかなと思って待っていたのですが特に問題なくスムーズに構築することが出来たのは良かったです。

 

開発環境構築が終わったらいよいよJIRAのチケットを拾ってもらい業務スタートです。

始めは軽微な修正でCREグループ内でコードレビューを行いリリースするところまでの流れを掴んでもらいます。

その後はチケットの記載内容を通じてCREグループで関わりのある他部署の方々とやり取りをして認識合わせや仕様を纏めつつ開発をアサインしています。

色々とタスクをこなしてもらったのですが、自走してどんどん問題解決が出来たりとか関係者との信頼構築が出来ていて頼もしかったです。

オンボーディングの振り返り

良かったことは下記のようになります。

  • オンボーディング資料を纏めることで改めて必要なものを足していくことが出来た
  • 開発内容以外にも福利厚生とか色々なページが纏められた
  • 受け入れを資料に記載した通りにスムーズに進められた
  • 後からこの資料も追記したいと思ったら追記出来る資料になった

私一人で複数人受け入れをする経験が無かったのですが、準備していたことや入社された方々のスキルも高かったのでとてもスムーズに進められて本当に良かったです。他部署の方々とのやりとりも既存社員と変わらない感じで良いコミュニケーションが出来ていたと思います。これについては快く対応して頂いた他部署の方々にも感謝です。

 

一方で、これからこうなったら良いなというものは以下のようになります。

  • 資料があちこちに散見されるので統一したい
  • 会社の歴史を見れる資料が欲しい
  • コインチェックのサービスやシステムの外観が掴める資料が欲しい

オンボーディング資料の中に社内の歴史だったりとかまだまだ必要なドキュメントが欲しいので、時間があれば作っていきたいのですが個人の頑張りでは限界があるため全社的にドキュメントを作れるような体制が出来るようにしていきたいかなと思っています。

最後に

コインチェックではエンジニア採用を強化しており、エンジニア向けのカンファレンスにも積極的に協賛しています。

また、社内の情報をゆるく発信していくポッドキャスト「Coincheck FM」も配信しているので、雰囲気を覗いてみたい方は是非聴いてみてください。

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カジュアル面談も行っていますのでCREグループに限らず何かと目にするWeb3やブロックチェーン領域にご興味のある方はお気軽にお申し込み頂けたらと思います。

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